海外生活も長く続けていると楽しいことだけでなく、日常の中でつらいと感じることも多々出てきます。
私自身約7年ほど海外での生活をしてきて、つらいと感じたことも色々とあります。
ここでは私たち(私と妻)がどういったことがつらかったかを紹介し、それに対してどう対処してきたかを経験に基づいて語っていきたいと思います。これから海外で生活しようとしている人、今現在海外で生活していてつらい思いをされている方の参考になれば幸いです。
海外生活でつらかったこと5つ
それでは実際に私たち夫婦が海外生活でつらかったなあと感じたことを紹介していきます。
1. 現地の言葉が話せない
中国語が話せないまま過ごした中国での最初の2年間は妻にとっては非常につらかったようです。
中国で暮らした期間で言葉が話せないことが一番辛かったようです。タクシー乗車時の運転手への指示、レストランでの注文などができなかったため1人での外出がかなり億劫だったようです。
幸い中国生活2年目以降は中国語を勉強し、現地生活もある程度こなせるようになっていたので、やはり海外生活をする上では多少現地の言葉を話せるようになっておいた方が良いですね。
【解決方法】
これは現地の言葉を勉強するしかありません。おすすめの勉強方法としては現地に日本料理店などあれば、そこに日本語が話せる店員さんがいると思いますので、そうした日本語を話せる現地の方々と交流してみるのが良いと思います。
2. 孤独感
私自身は夫婦で生活をしていたため、まだましな方でしたが、海外で生活をしていると孤独に感じることが多々あります。
孤独に感じる要因は主に3つあると感じています。
- 家族・気心の知れた友人がいない状況からのスタート
- ネットワークがそもそもないので新たな出会いも少ない
- 日本と比べて平日夜・週末にやることがない
妻が一時帰国している際など、私自身も平日夜や週末やることがなく(行くところもないので)、不毛に時間を潰していたことも多々ありました。
【ストレス対処法】
現地の日本人会などのコミュニティー活動に積極的に参加するのがおすすめです。
そういった場には同じ境遇の方々が多く友達が作りやすいです。
また、現地で日本語を勉強している方々などとの交流も良いと思います。現地コミュニティーを探すのはやはりインターネット検索やSNSでの交流が効果的です。
自分からコンタクトするのはなかなか勇気がいるものですが、基本的にそういったコミュニティーの方々はとても歓迎してくれるので一歩踏み出してみてください。
また、自分の趣味に没頭するのも良いと思います。私自身は映画とゲームが好きだったので、孤独解消に大いに役に立ちました。
3. 文化・習慣の違い
私自身海外で辛かったのは、妻の実家のあるポーランドでのかなり緊密な家族間コミュニケーションと駐在先の中国での食事中のクチャクチャ音です。
家族間の交流が気薄な環境で育った為かポーランドでの家族間コミュニケーションは少し辛かった思い出があります。
クリスマス会で家族全員がお互いの健康や成功を祈りあうなど口に出して思いを伝える機会があり、そうした習慣がなかった私は何を伝えれば良いかわからないという状況に陥っていました。
外国人の方々が日本人の麺を啜る音を嫌うように、私も中国人がクチャクチャと音を出しながら食べるのがかなり気に障っていました。その音を聞くと食欲が一気になくなり箸が止まってしまっていましたね。。
【ストレス対処法】
海外で暮らす上で文化・習慣の違いは避けて通ることはできません。できることは基本的に2つあって、1つ目は許容できそうなものは積極的に許容し、自分もその習慣を取り入れるということです。前向きな差異は積極的に吸収できればいいですよね。
2つ目はなるべく苦手な文化や習慣からは距離をおくことですね。苦手な文化や習慣を完全に排除することは不可能なので、できる限り距離をおいてストレスを軽減していきましょう。
4. 不衛生な環境・汚染
中国での経験ですが、鉄道や飛行機の座席が大抵汚れており、肘掛けやテーブルはベトベトしています。また、至る所で工事をしており、幹線道路沿いなどは砂埃が尋常ではなかったです。当時は帰国したいモードマックスでしたね。。
【ストレス対処法】
飛行機や鉄道での移動中は自分の身の周りだけは清潔な環境を構築し、外部との接触を一切遮断することに全力で取り組んでいました。まず、ウェットティッシュで肘掛けやテーブル、壁などあらゆる箇所を清掃します(笑)。
その後、ノイズキャンセリング付きイヤホンをつけ、アイマスクをして外部からの情報を一切遮断し、隣にやばいおっさんが座った際もできるだけ快適に過ごす努力をしていました。
結論、解決方法は身の周りを清潔に維持し、外部と遮断するです。
5. 食が合わない
私自身はポーランドでかなり食に苦労をしてきました。
ポーランドには日本のように駅前に松屋やマック、日高屋などありませんので、仕事終わりに手軽に食べられる外食スポットがないことがかなりきつかったです。
また日本のように品揃え豊富なコンビニもなく、日々テスコやウォルマートで買った味気のないパンや洋風弁当を食べてやり過ごしていました。
【ストレス対処法】
ズバリ自分で作りましょう!です。幸いYoutubeを見ればあらゆるレシピを検索することができます。
英語等で調べると日本でしか手に入らない調味料は使わない調理方法などが出ているので、そういったレシピを参考に食べたい日本食は自分で作ってみましょう。
海外生活のストレス対処法
どんなに対策をしたとしても海外での生活は日本とは違うのでストレスはかかります。どんなストレスにも効果のあるストレス対処法は同じ境遇の人と不満をシェアすることだと思います。
私自身なんだかんだ7年も海外で頑張れたのも、現地での不満を共有できた妻や友人が居たからだと思っています。不満の原因自体は解決はしないけれども、共有することで問題に過敏になることが避けれるのだと思います。