この記事では中国留学におすすめな都市について私自身の留学経験・中国居住経験を踏まえて紹介していきます。
- 中国留学に興味のある方
- 留学先の都市検討中の方
の参考になるように紹介をしていきます。
都市紹介の前に僕自身の紹介をすると、
2008年夏1ヶ月上海師範大学に短期留学
2009年から1年間北京師範大学に長期留学
2014年〜18年まで5年間中国に駐在員として駐在
という感じで、大学に入って以来ずっと中国と絡んできました。
駐在員時代には毎週のように中国各地を出張して回っていたので、各都市の情報にも精通しています。
それでは本題に入ります。
記事の構成は以下の通りです。
中国留学おすすめ都市5選
第1位 北京
タイトルにも記載している通り圧倒的におすすめなのは北京です。
理由は、
- 共通語のベースが北京語だから
- 元の時代から続く首都であり、壮大な歴史を体感できる
- 政治の中心であり、壮大な権力を体感することができる
- 北京・清華大学を中心に中国最高峰の学術都市となっている
留学後将来中国と関わる仕事をする場合、中国共産党を理解することは中国語を話せるよりもはるかに重要となってきます。
過去の日中政治問題などでも顕在化しましたが、国の意向と国民の行動は強くリンクしています。
その逆も然りです。
中国留学をする場合、そういった中国の事情を体感することが価値となりますし、それを一番体感できる都市は北京です。
私自身も留学先として北京を選びました。
選択肢として上海・台湾もありましたが、やはり中国を知るという面では断然北京でしょう。
こちらの記事で僕が留学した北京師範大学をレビューしています。
北京留学先としては非常におすすめですよ。
第2位 台湾
台湾は温暖な気候であり旅行先としても非常に魅力的な場所です。
親日的でもあり、日本との政治リスクも少ないため留学先としては安心できます。
台北の国立台湾大学や高雄の中山大学など有名大学があります。
台湾人が話す中国語は多少訛りがありますが、日本人からしたらむしろ聴き取りやすいでしょう。
文字は繁体字という難しい漢字を使用しているので、簡体字の勉強にはなりません。
台湾はおそらく楽しい留学ができると思うのですが、僕が選ばなかった理由としては、
将来台湾で働く可能性はほとんど無いだろうと考えたからです。
中国語話者が駐在などで派遣されるのは圧倒的に中国大陸側です。
将来のことも踏まえて考えると、中国本土を体感しておくということは重要です。
第3位 上海
中国経済の中心地であり、中国の最重要都市の1つでもあります。
留学先としてもおすすめできる都市です。
有名校としては復旦大学、上海交通大学があります。
ただ北京や台湾に及ばない点としては、
上海には特に目立った観光地も無いので、街自体に飽きてしまう可能性があるためです。
また、上海周辺は上海語の訛りもあり、北京ほど標準的な発音ではありません。
もちろん問題なく普通語は通じますが。
第4位 武漢
武漢は長江中流域にある都市です。
今中国でもっとも発展している都市の1つです。
ここは中国の大学が多くあつまる学術都市でもあり、実は、中国でもっとも大学生数が多い都市であり、学生数100万人を超えます。
武漢にある武漢大学、華中科技大学の2大学が中国トップ10に入る有名校です。
また、日本人にとってマイナーな都市でもあるので、留学生数は少なく100人程度であるため、語学勉強に集中するには適した環境であるというのも魅力です。
また、中国の中心に位置しており、上海、北京、広東省、四川省まで高速鉄道で結ばれており、
各地へのアクセスも良いので留学中に各地に観光に行く場合もってこいの都市です。
残念なのは、まだ発展途中の都市であり民度が他の都市に比べて大変低く、日本の日常に慣れている場合カルチャーショックを受けるかも知れません。
武漢周辺もやはり訛りがあり、現地の高齢者などの話している言葉は聴き取りにくいです。
若者たちは普通語を流暢に話してくれますので、語学環境としてはそれほど問題にはならないでしょう。
第5位 大連、青島、蘇州、杭州など
あとはだいたいどこも同じです。
中国の南方はカントン語圏となるので留学先としておすすめできませんが、長江周辺以北であればだいたいどこも普通語は通じます。
上記の4都市(大連、青島、蘇州、杭州)は観光地であったり、住みやすいので選定しました。
個人的には、中国全土にアクセスがしやすい蘇州を選びますね。
大学選択は断然日本人が少ないところへ
それから、大学選択の上で注意すべきは、
日本人が少ないところに行ったほうが良いという点です。
北京大学、清華大学、北京言語大学、上海交通大学などの有名校は、
日本人で溢れかえってますので、
どうしても日本人同士でつるんでしまいがち。
気づいたら、毎日日本人と遊んでいるということになるので、
選ぶなら日本人があまりいない大学がおすすめです。
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