僕の奥さんはフリーランスのイラストレーターなのですが、このエントリーでは奥さんにインタビューした内容を含めてフリーランスイラストレーターの仕事道具のハード、ソフトそれぞれを紹介します。
- 絵を描いてみたい
- フリーランスイラストレーターになりたい
- イラストレーターの作業環境に興味がある
という人にはとても参考になる情報です。
ちなみに、奥さんの簡単なプロフィール、作品等はこちらで紹介しております。
デバイス

デスク周り
- iMac
- タブレット
- iPad Pro&iPen
- スキャナー
iMac

イラストレーターにとって一番重要なのは普段作業するPCです。
奥さんが使うiMacのスペックは以下の通り。
- 27インチiMac Retina 5Kディスプレイをカスタマイズ
- プロセッサー:4.2GHz Intel Core i7を指定
- メモリー:32GBを指定
- ストレージ:3TBを指定
- 価格:38万円くらい

日常使いのPCに比べるとかなりのハイスペックなPCです。
値段も半端ないくらい高かったです。
最近3年ほど使ったiMacからこちらに買い換えたのですが、最大の決め手はメモリーです。
以前のiMacは8GBでPhotoshop等のソフトが遅すぎて使いものにならないということで32GBのiMacに変更しました。
これからイラストレーターを本格的に目指す場合、メモリーのスペックは特に注意して選ぶことをおすすめします。
ファイルデータや各ソフトを動かす上でのスペックはどんどんと高くなってきているので、数年先まで使かえるようにハイスペックのPCを選びましょう。
タブレット

タブレットはワコム製品を使用しています。
少し古いモデルのIntuos 5というモデルで現在は販売されていません。
この後継モデルがIntuos Proになります。
iPad Pro12.9インチ&iPen

普段家で作業する場合はiMacを使用しますが、旅行先や外でのスケッチ、カフェなどで作業する場合にはiPadを使っています。
ちなみに18年10月に新しいiPad Proが発売されました。
また19年にはついにPhotoshopがiPadでも使えるようになるようです。
参考記事:アドビ、ほぼフル機能のPhotoshopをiPadへ投入へ I engadget
スキャナー

手描きの絵をPCに取り込む際に使用しています。
プリンターはほとんど使うことはないので、所有していません。
ソフト
Photoshop CC
ほとんどの仕事をPhotoshopで行なっています。
イラスト制作の際には一番使うことになるソフトです。
参考書籍:CC(Creative Cloud)対応
Illustrator CC
ほとんど使うことはありません。
必要なときにサブスクリプションを購入して使っています。
仕事のほとんどがイラスト制作なのであまり必要になることがありません。
Illustoratorは広告やポスターなどデザイナー向けのソフトになります。
参考書籍:CC(Creative Cloud)対応
ZBrush2018
3Dモデルを作るソフトになります。
今後一層3Dのニーズが高まるため現在勉強中です。
参考DVD
手書き用具
用紙

使っている用紙も全部で10冊くらいありますが大まかに分けると以下の3種類です。
- スケッチ用紙
- ケント用紙
- 水彩用紙
以下実際に使っている用紙です。
用具
水彩

水彩でも色々描いたりしています。
旅行に行くと水彩セットを持ち込んで風景を描いていたりしてます。
色鉛筆

色鉛筆でスケッチをしたりもします。
マーカー&ペン

コミックテイストなイラストを描くときに欠かせないのがコピック。
参考書籍

アート関連の本はたくさん所持しているのですが、その中でも「イラストレーターならこれは読んでおけ!」っていう本をピックアップしてほしいと頼んだところ以下の3冊が選ばれました。
Creative Illustration / Andrew Loomis
1947年初版。世界中のイラストレーターに読まれる古典的な本です。約300ページに渡って作図の基礎を詳しく解説しています。全文英語(日本語版もある)ですがイラストレーターにとっては必須の一冊です。
英語版(おすすめ)
日本語版
FIGURE DRAWING FOR ALL IT’S WORTH / Andrew Loomis
1943年初版。こちらも同じくAndrew Loomisの著書です。人物の描き方を200ページに渡り解説をしています。こちらも同じく全文英語(日本語版もある)ですがイラストレーターの必読書になります。
英語版(おすすめ)
日本語版
Color and Light: A Guide for the Realist Painter / James Gurney
こちらは人間と恐竜が共生する世界「ダイノトピア」で有名なJames Gurneyの著書です。タイトルの通り色使いと光(影)の描き方について詳しく解説がされています。
英語版(おすすめ)
日本語版
まとめ
どうでしたでしょうか?
イラストレーターも仕事道具がたくさんあって経費がかさんで大変だなという感じでしょうか。
奥さんはRealist Painterなので、日本で一般的に人気なアニメ風の絵とはスタイルが異なります。
ですが使用している道具等は変わらないので、参考にして頂ければ幸いです。
「初心者の人がいきなりデジタルだと投資額が半端ないので、最初は紙に絵を描くことから始めるのがおすすめだよ!」
というのが奥さんからのアドバイスでした。