この記事では上海ー北京間の移動について解説をしています。
基本的に移動方法は飛行機か鉄道に縛られるのですが、両方の価格や時間、各ターミナルの位置関係を考慮した上で、私自身の搭乗経験も踏まえてどちらがおすすめかを解説しております。
また、合わせて中国の鉄道予約方法も紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
空港・駅の位置関係把握
まずは上海、北京それぞれの空港・駅の位置関係を把握しておきましょう。
上海の空港・駅
空港位置関係
上海浦東国際空港/上海浦东国际机场
市内中心部よりリニア&地下鉄の組み合わせで約40分~1時間です。
バス・タクシーの場合は少なくとも1時間は見ておいた方が良いです。
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上海虹橋国際空港/上海虹桥国际机场
基本的に常に渋滞しており、距離は近いものの通常タクシーの場合は30分~1時間近くかかります。
一方、地下鉄の場合は安定して30分程度で到着できるので、移動は地下鉄利用がおすすめです。
利便性が良いため虹橋発着の航空便の料金は総じて高めに設定されているケースが多いです。
ちなみに、虹橋空港は後述する高鉄虹橋駅と直結しております。
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鉄道位置関係
上海虹橋駅/上海虹桥火车站
虹橋空港直結の上海虹橋駅です。
現在では高速鉄道のメインターミナルとなっております。前述の上海虹橋空港に隣接しています。
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上海駅/上海火车站
一部北京行きの高速鉄道は上海駅より発着しております。
市内中心部に位置し、利便性が非常に高いのが特徴です。
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中国での鉄道チケット予約方法は、「【中国の鉄道チケット予約・購入方法】鉄道移動の注意点も詳しく解説」にて解説をしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
日本からでも予約可能です!
北京の空港・駅
空港位置関係
北京首都国際空港/北京首都国际机场
北京の玄関口がこちらの首都空港です。
利用者数が世界第2位という大きい空港ながらすでにキャパオーバー気味で遅延の酷い空港でもあります。
市内からは地下鉄で1時間ほどと比較的利便性の良い空港になります。
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北京大興国際空港/北京大兴国际机场
2019年に開港した北京大興空港です。世界最大規模の空港になります。
主にスカイチーム、ワンワールドグループの航空会社がハブとして利用しています。中国東方航空や中国南方航空便が多く就航しています。
市内中心部からは50km程度と距離がありますが、専用の高速鉄道・地下鉄がにより1時間程度で移動することができます
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鉄道位置関係
北京南駅/北京南站
上海北京間の発着高速鉄道は北京南駅からとなります。
市内からも近く利便性が良いのが特徴です。
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飛行機vs鉄道 所要時間と料金比較
料金は23年9月18日に検索をしたの10月18日の上海初北京着にて比較します。
手段 | 最短所要時間 | 発着時間 | 料金 |
上海駅発 北京南駅着 (鉄道) | 4時間45分 | 11:53-16:38 | 13,510円 |
上海虹橋駅発 北京南駅着 (鉄道) | 4時間24分 | 8:00-12:24 | 13,408円 |
浦東空港発 首都空港着 (飛行機) | 2時間15分 | 11:05-13:20 | 18,810円 |
虹橋空港発 首都空港着 (飛行機) | 2時間10分 | 18:55-21:05 | 18,000円 |
所要時間は飛行機の方が2時間短く、料金は鉄道の方が5,000円ほど安くなっています。
また、航空便、鉄道いずれも上海は虹橋発が多く、北京は首都空港または高鉄北京南駅着が多く設定されていました。
単純比較では分からない懸念点
単純比較をすると、飛行機の方が早く、価格差もそれほど大きくはないということになりますが、実際に何度か利用した身としては2つの注意すべき点がありますので解説をしていきます。
上海・北京共に航空便の遅延率が非常に高い
1つ目は、上海、北京共に大都市であり常に空港が混雑状態にあること、軍事演習や国際会議など中国の特殊事情の影響をもろに受けてしまうこと、特に冬場は大気汚染や霧の発生により北京発着便に遅れが出ることが多いなどの事情があり、頻繁に遅延します。
私自身中国国内の移動では何度も遅延に見舞われてきているので、4〜5時間程度の移動の場合は鉄道を中心に利用していました。
上海ー北京間も最短で4時間半程度なので計画通り行動したいという場合には鉄道移動がおすすめです。
空港から市内の距離、待ち時間
もう一つ注意が必要な点は、実際の移動時間以外にかかる時間です。この点においては中心部から近く、比較的正確に発着する高速鉄道が有利です。一方で、飛行機の場合、浦東空港、首都空港、大興空港などいずれも中心部より離れています。また、中国の空港では荷物検査・身分証検査にかなりの時間がかかるため通常は1時間半〜2時間前には空港に到着する必要があります。
結論 コスパ&時間の正確性で鉄道がおすすめ
料金および時間の差、これまでの経験を考慮に入れると時間に正確に到着をしたい場合は鉄道利用をおすすめします。
料金も安く、発着時間もかなり正確なためおすすめです。
鉄道利用の際の注意点としてはチケット予約を早めにしておいた方が良い点です。
飛行機よりも鉄道の方が先に予約が埋まるので、特に春節などの長い休みの際は注意です。
一方、飛行機を利用する場合は、早朝便がおすすめです。
理由は早朝の方が遅延がはるかに少ないためです。
これまで中国国内便を200回ほど利用しましたが、傾向としては午後、夕方、夜と時間が遅くなればなるほど遅延が酷くなる傾向があります。
この記事以外にも中国旅行に役立つ情報をまとめております。