この記事では、
- 中国の支払い事情(経験談)
- 銀聯カードを持っていくメリット
- 日本で契約できるおすすめの銀聯カード
この3点を紹介します。
この記事を読んでほしい人
- 初めての中国旅行の方
- 長期旅行を検討中の方
- 内陸部などの地方への訪問を検討中の方
- 旅行・出張で頻繁に中国に訪問される方
- これから長期で中国に滞在される予定の方
このような方には参考になるので読んでみてください。
筆者の紹介
これまで計6年間ほど中国に居住。
直近の18年9月まで駐在で生活しており、中国の支払い事情に精通しています。
経験談を踏まえて銀聯カードのメリットを紹介します。
中国の支払い事情(経験談)
中国の支払い事情について説明します。
- キャッシュレス化が進んでおり、主な支払い方法は(以下メジャー順)
1. Alipayなどの電子決済
2. 銀聯カード
3. 現金
4. 銀聯以外のカードサービス
- ローカルの商店や飲食店で現金で支払うと「お釣りが無い」と言われることも
- VISAなどは大都市の5つ星ホテルや富裕層・外国人向け施設では使える
- 地方では外資系ホテルであってもVISAが使えないことも
- スーパーや地下鉄の切符、自販機などキャッシュレス化が進んでいる
- カードを読み取ってくれないことも割とよく発生(VISAと銀聯の2種類持ち推奨)
というのが現状です。
これから一層キャッシュレス化が進んで行くでしょう。
現金だけでなく現地で使えるカードを持っていると安心です。
VISA vs 銀聯
中国国内でVISAと銀聯がどれほど使われているのか比較してみましょう。
中国国内加盟店数比較
VISA:37万店 に対して 銀聯:2,800万店!!
※VISAは2015年情報、銀聯は2017年情報
銀聯圧勝です。
ちなみに、VISA以外のAMEXやJCBはさらに使えない・・・
体験談:蘇州近郊のラマダホテルで激昂する欧米人客
出張で蘇州郊外のラマダホテルに宿泊した時の話ですが、チェックインのためにロビーにいくと隣のカウンターで欧米人客が店員に激昂していました。
話の内容を聞いてみると、「なぜラマダホテルでVISAが使えないんだ!グローバル展開しているホテルだよな?おかしいだろ!」というような話をしていました。
中国はホテルのデポジットが非常に高額で通常カードを担保として使うのですがVISAが使えなかったようで激昂されていました。
というように中国ではVISAなどの主要クレジットカードが使えないことがあるので銀聯カードがあると安心です。
これから中国に行く人が銀聯カードを持っていくメリット
銀聯カードを持つメリットは圧倒的に使える店舗が多い!この1点に集約されます。
使える店舗が多いのでとにかく旅行中の安心感が違います。
注意点)駐在員を含めたこれから中国へ長期滞在する予定の方へ
現在中国では銀行口座開設に少なくとも1ヶ月以上かかります。
その間駐在先から給与が支払われないこともあり、新任駐在員の方があらかじめ日本から持ってきた中国元を使い果たしてしまい同僚から借金する(その金を持って日式スナックへ・・)という状況を何度か見てきました。
そういった状況を避けるためにも中国で広く使える銀聯カードを日本で作っておくことをおすすめします。
日本で契約できるおすすめの銀聯カード
日本国内で契約ができる銀聯カードは以下の通りです。
- 三井住友銀聯カード
- 三菱UFJニコス銀聯カード
- ANA銀聯カード(三井住友銀聯カード)
- Trip.comグローバルカード(三井住友銀聯カード)
一番のおすすめはTrip.comグローバルカードになります。
まずはTrip.com以外から見ていきましょう。
Trip.comグローバルカード以外のカード
三井住友銀聯カード
基本的にTrip.comグローバルカードと同条件です。
ただ三井住友銀聯カードの場合特に特典がないためTrip.comグローバルカードには劣るのでおすすめではありません。
銀聯が使えるだけで十分という方はこちらのカードでも問題はないでしょう。
年会費・発行手数料が無料なのは嬉しい点です。
5年で更新がありその際に1,000円かかります。
三菱UFJニコス銀聯カード
追加発行するカードになるので合わせてMUFGカードの発行が必要になります。
また発行手数料1,000円がかかります。
年会費は無料で、5年の更新時には1,000円がかかります。
加えてMUFGカードの費用もかかるためコストを考えるとおすすめではありません。
ANA銀聯カード(三井住友銀聯カード)
ANA銀聯カードも追加発行するカードになります。
ANA VISA/マスターカード、ANA VISA Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカードのいずれかに合わせて入会する必要があります。
2枚持ちになってしまう点でおすすめではありません。
発行手数料・年会費は無料で、5年の更新時には1,000円がかかります。
ANA銀聯カードなら1,000円につき1ポイント=5マイルに!
実はANAの中国路線は充実しており、北京・上海・広州をはじめ成都・武漢・青島など各地に就航しており中国駐在員の場合はANA便は良く利用すると思いますので、そういった方にはおすすめなカードです。
Trip.comグローバルカード(三井住友銀聯カード)
おすすめポイント
- 年会費永年無料
- 入会費無料(2019年3月31日申込まで)
- Trip.comで使えるお得な割引コード
Trip.comで使えるお得なコードは以下の3つ
- ホテル予約代金10%OFF(1回限り)
- お誕生日特典 ホテル予約代金6%OFF(毎年)
- 各シーズン特典 ホテル予約代金5%OFF(毎年)
Trip.comは中国最大の旅行予約サイトCtripのグループ企業です。
中国のホテルの登録件数が圧倒的なのでホテル予約におすすめです。また中国国内の鉄道も予約可能です。
デメリット(他の三井住友銀聯もすべて同様)
- 5年での更新料1,000円
- 旅行傷害保険が不十分
- キャッシングができない
- 支払いは1回払い
ということで銀聯カードは中国で広く使えるということが圧倒的メリットなのですが、どのカードもそれ以外の部分ではそれほどメリットはありません。
Trip.comグローバルカードだけが中国で使える特典があるのでおすすめです。
中国専用として利用しましょう。
ちなみに海外旅行に必須アイテムである海外旅行保険を付帯しているクレジットカードの中で圧倒的におすすめなのはエポスカードです。
入会金・年会費永年無料です!
こちらの記事で詳しく説明したのでぜひどうぞ!
なお、中国旅行に持っていくカードとして最強な組み合わせは、
Trip.comグローバルカードとエポスカードの2枚持ちです。
- Trip.comグローバルカードで銀聯とホテル予約をカバー
- エポスカードで海外旅行保険とキャッシングをカバー
どちらも無料で入手できるためコスパも最高です!
まとめ
- 中国旅行にはどこでも支払い可能な銀聯カードが必須
- おすすめの銀聯カードはTrip.comグローバルカード
- おすすめポイントは入会費・年会費無料、Trip.comで使える割引
- エポスカードと合わせて使えば手厚い保険で安心
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