中国旅行の注意点まとめ【中国在住歴6年の筆者の経験談】

中国旅行 注意点まとめ

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この記事では、

  • 中国旅行に行く際の注意点を経験談を踏まえつつ解説
  • シーン別に注意点をわかりやすく解説

この2点を紹介していきます。

初めて中国に行く方や中国の特殊事情にあまり詳しくない方はぜひ参考にしてみてくださいね。

筆者の紹介

18年9月まで計6年間ほど中国で生活をしていました。

中国各地にも出張・旅行をしていたので、中国には精通しており、体験談を踏まえて持っていくべき持ち物を紹介します。



そもそも中国への旅行は危険なのか?

僕は中国にトータル6年、ヨーロッパで1年半暮らしてきました。

またこれまで10カ国程度の訪問の経験がありますが、そんな僕の感想は以下の通りです。

  • 日本よりは危険
  • ただし治安はEU諸国・東南アジアに比べてかなりいい。夜の外出もできる
  • 中国で特に注意したいのは、騙し、健康、交通、国家権力に関係したこと

以下で詳しく解説していきます。

持ち物編

  • ネット規制
  • 支払い
  • 両替
  • 紙幣

この4点に関する注意点は別記事で詳しく解説しましたので、以下のリンク先から確認をお願いします。

>>【中国旅行】持ち物チェックリスト

移動編

  • 空港や駅での白タク
  • タクシー
  • 交通機関の大混雑
  • 航空便の遅延・キャンセル

一つずつ説明していきます。

空港や駅での白タク

空港や駅の白タクはほぼ全てボッタクリと考えて差し支えありません。

誘いも非常にしつこいので完全無視でOKです。

もしDiDiという配車アプリを使える場合はそちらを利用しましょう。

ただし中国の電話番号と口座が必要になるので通常の旅行者には難しいでしょう。

なので公共交通機関を使うように心がけましょう。

タクシー

運転手によっては回り道をしたり、ひどい場合メーターをスタートさせず言い値で金額を伝えてくる場合もあるので、ルートの把握、メーターの確認をするように心がけましょう。

中国国内では百度地図と高徳地図でナビが使えます。

事前にダウンロードしておきましょう。

また、目的地の中国語名をスマホのメモに貼り付けて、必要なときにコピペしてナビ検索するのがおすすめです。

なお、GoogleMapsは使えません。

百度地图
百度地图
開発元:Baidu Map
posted withアプリーチ
高德地图
高德地图
開発元:高德软件
posted withアプリーチ

交通機関の大混雑

中国の空港、駅は常に大混雑しています。

2時間前に空港入りしたのに遅れそうになったことが何回もあり、いつもひやひやしていました。

空港によってはチェックインカウンターや出入国管理はすごく並びます。

春節シーズンの上海浦東や北京首都空港は要注意です。

経験談:裏ワザとしては、しれっとスカイプライオリティーなど会員様の列に入ることです。

全く言葉が通じない外国人であれば大抵そのままチェックインや出入国管理をパスできます。

航空便の遅延・キャンセル

中国の航空便は遅延がデフォルトです。

時間通りならラッキー、2時間以内の遅延ならいつも通りという感じで、遅延前提での準備が必要になります。

キャンセルなんかも頻繁にあるのでこのような状況を想定しておきましょう。

遅延やキャンセルが少ないのは早朝便なので、心配な方は早朝便を使いましょう。

また、軍事演習などが行われているシーズンになると多くの便が理由なき遅延・キャンセルとなります。

事前に中国の動向をチェックした上でチケット手配しましょう。

なお、中国の鉄道はかなり時間通りに運行されているので、僕が駐在員時代には鉄道で4時間程度で行ける場所は鉄道を優先して利用していました。

料金も安いのでおすすめです。

>>中国の鉄道チケット予約・購入方法を完全ガイド!鉄道移動の注意点も詳しく解説



食・ショッピング・観光編

  • 露店の食べ物
  • ぼったくり
  • 物乞い
  • スリ

一つずつ説明していきます。

水道水はそのまま飲めません。

ホテルで準備してある飲料水を飲みましょう。

また、コンビニなどで販売されている缶やペットボトル飲料は容器がひどく汚れている場合が多いので注意が必要です。

缶の場合、飲み口が汚いのでレジでストローをもらって使いましょう。

露店の食べ物

露店の食べ物は出処がわからないのでなるべく食べない方が良いでしょう。

ただまあ、露店で食べる羊肉串と雪花啤酒は最高です。

食べたい場合以下参考にどうぞ。

経験談:週1で露店を使っていた僕の露店ハックとしては、

  1. 店主が平然と自分の店の食品を食べている
  2. 観光地周辺ではなく住宅街など近所の地元民が使っている露店

こういったお店は基本行けます!ただ中国の場合綺麗な飲食店で食べても腹痛になるのですが・・・

ぼったくり

観光地や空港にある商店は基本ぼったくりと考えて間違えありません。

なるべくそういったお店で買い物しない方が良いですが、買う場合は必ず価格交渉しましょう。

値段交渉では太贵了(tai gui le)!!と言っておきましょう。高すぎるという意味です。

ちなみに以下の記事で中国旅行で使える中国語をまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>中国旅行・出張前に最低限覚えておきたい中国語表現と単語【シーン別まとめ】

物乞い

物乞いしてくる人は全スルーでお願いします。

路上で倒れている人も、電車で演奏している人も、親子スタイルの物乞いもです。

経験談:街を歩いていて、お姉さんから「お金持ってなくてタクシー代20元貸してくれない?」と言われて慈悲深い僕は快く貸しました。

いい行いをしたな〜と思っていたら、お姉さんから、「あと、泊まるホテル代がないのでもう100元貸してくれない?」という小さい金額で心を開かせ、更に大きい金額をむしり取るというビジネススキルを駆使されました。

もちろんホテル代100元は断りましたが、物乞いはやり手が多いので要注意です。

スリ

これは世界共通ですね。どこにでもスリはいます。

僕は中国6年間一度もスリにあったことはありませんし、周りでもそんな話を聞いたことがありませんでした。

ただ最低限の注意はしておきましょう。

環境・安全編

  • PM2.5と砂ホコリ
  • 交通事故

一つずつ説明していきます。

PM2.5と砂ホコリ

PM2.5はよく知られたところなので詳しく説明しません。

意外と知られていないのが中国は砂ホコリがすごいということです。

まだまだ発展中の国なので至る所で工事をしています。

大型のダンプカーが行き来しているので幹線道路沿いは砂ぼこりがひどいです。

地域によってはマスクを持って行った方が良いですね。

ちなみに、PM2.5を調べるならaqicn.orgがおすすめですよ。

僕自身駐在時には毎朝チェックしていました。

交通事故

中国で一番気をつけてほしいのは交通事故です。

本当に危険です。

青信号で交差点を渡る際も曲がってくる車は止まってくれないので常に左右確認しましょう。

また、旅行前には海外旅行保険を取得しておきましょう。

以下海外旅行保険付帯の無料クレカ「エポスカード」紹介です。

大変おすすめです。

>>【エポスカード】高い海外旅行保険はクレジットカード付帯で無料にできる!

国家権力編

  • 夜のお店
  • 反日
  • 警察・警備員
  • 中国政府・軍事

一つずつ説明していきます。

夜のお店

夜のお店は色々な種類があるわけですが、中国では夜のお店を厳しく取り締まっていますので、ご利用は計画的に。

スナックのようなお店でも取締りの対象になったりします。

直近18年12月では武漢のスナックが取締りのリスクを考え数日休業したりしてます。

17年は上海の夜のお店が一掃されたということで駐在員の間で非常に大きな話題となりました。

基本的に大きい会議やら軍事演習などイベントが開催される前は取締りが厳しくなります。

反日

面と向かって日本人であることを非難されるということは中国で生活した6年ほとんどありませんが、反日感情が見え隠れしている人にはたまに遭遇します。

顔には出しませんがおそらく大半の人が反日感情を持っているでしょう。

ということで、大声で日本語で話したり、中国を批判する言動というのは絶対に避けるべきです。

タクシーなどに乗ると「どこから来たの?」とよく聞かれるわけですが、僕自身はいつも「シンガポール」と答えていました。

それくらい慎重になった方が良いでしょう。

警察

警察には逆らうのはやめましょう。

いくら理不尽なことがあっても、事なかれ主義で収めることをおすすめします。

経験談:僕が中国に住んでいた頃近所に警察官が居住していたのですが、そいつが細かいことをぐちぐち言ってくるので、発言を無視してそのまま通り過ぎました。

すると翌日警察から会社に電話が入り、会社の社長と二人で警察署に呼び出され、説教を受け、謝罪する羽目になったことがあります。

それ以来僕は警察官には笑顔でペコペコです。

日本に一時帰国した際にはお土産まで買ってプレゼントしていました・・・

 

中国政府・軍事

共産党・軍隊は中国では神格化された存在です。

批判はもちろん撮影することも控えましょう。

また、批判的な内容の検索や施設へ近づくことすらやめておきましょう。



まとめ

これを読むと腰が引けてしまうのではないかと思うのですが、国家権力以外の部分は基本的にどの外国でも同じです。

ですので、中国では特に国家権力関係は「触らぬ神に祟りなし」でいきましょう!

以下の記事も中国旅行に役立つ情報ですので合わせてどうぞ!

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