2009年大学時代にウイグル自治区を訪問した際の旅行記です。
この旅行記の概要はこちらの記事からどうぞ(この記事の一番最後からでも入れます)。
トルファン市
シルクロードの要所にあるオアシス都市です。
周辺が砂漠ながら、街には水路が張り巡らされ、水資源が非常に豊かな都市です。
山からカレーズと呼ばれる地下水路で市内へと引水します。
また海から数千キロ離れた内陸地でありながら、海抜は最も低い地点で-154mとなっており、中国では最も海抜が低い都市となっています。
日照時間が長く、水資源も豊富なことからブドウ栽培が盛んです。
街の至る所で栽培が行われています。
タラス河畔の戦いに出向いた唐の軍隊や西遊記の玄奘三蔵、マルコポーロなんかがこの地点を通過したのかと空想するだけでワクワクしますよね。
旅行記
駅から市内へ
3日間の鉄道移動を終え、朝7時にトルファン駅着。駅脇のホテルでシャワーを借りるとまさかの水シャワー・・・ブルブル震えながらシャワーを浴び3日分の汚れを落とし出発。
トルファン駅は市内から離れた郊外に位置し、市内まではバスで移動します。
バスは駅を出ると干枯らびた河川?をしばらく走り、舗装された道路に入ります。
市内中心部まで約1時間です。
トルファンは海抜以下の低い場所にあり駅から市内まではひたすら下り道というのも面白い点です。
トルファンに到着後、今回滞在する友人宅に直行
家に到着。
内装は圧倒的イスラム感。
小上がりのようなリビングで小休止。
外の気温は50度に達しますが、室内はぶ厚いコンクリート造りなので、結構涼しく過ごしやすいです。
休んでいるとおばちゃんがフルーツとナンと紅茶を持ってきてくれました。
ブドウもハミメロン(哈密瓜)、スモモどれも最高でした。こんな沢山のフルーツなんてすごく贅沢ですね。
少し家の周りを歩いてみました
近所の人たちの水源でもあり、子供達の遊び場でもあります。
洗濯物なんかもここで洗います。
家の屋根に登ってみました。
青い空と砂壁の家の間に広がるブドウ畑の緑はとてもきれいでした。
夜はこのベッドで寝ました。
就寝時間になるとハシゴで屋根に上がるというシュールな体験もできました。
そして、断言しますが、僕の28年間の人生の中での最高のベッドはトルファンの屋根の上のベッドでした。
夜は程よく涼しいので快適に過ごせ(ガッツリ布団をかけます)、そして何より満天の星空。
上を見上げれば本当に信じられないくらい美しい星空が広がっていたのを今でも鮮明に覚えています。
ベットに寝転んでまっすぐ星空を見ながら、他の人の邪魔にならないように友達と小声で話しながら眠りにつく経験は僕の人生のハイライトの一つです。
屋根から降りてくると
屋根から降りてくるとおばちゃんが料理を作ってくれていました。
料理名は不明ですが、めちゃくちゃ美味しかったです。
また断言しますが、中国で6年暮らして各地の料理を食べてきましたが、ウイグル料理が断トツで美味かったです。
そしてウイグル料理レストランで食べる料理よりも家庭料理の方が断然美味いです。
あと、毎回出てくる紅茶もやけに美味い。
ガブガブ飲んでました。
お腹を満たして蘇公塔へ
人っ子一人いませんでした。
蘇公塔はイスラムモスク脇にあるミレットを示しています。
非常に綺麗だったので再建したものかもしれません。
蘇公塔観光情報まとめ
- 入場料:45元
- 開園時間:4/21~10/20は8:00-21:00、それ以外の期間は10:00-18:30
- アクセス:1路バスに乗り、大寨路下車、そこから徒歩20分(市内中心部からほど近いのでタクシーでも)
- 地図:こちらのリンクからどうぞ
- 観光情報:Tripadvisor
周辺も整備されてていい感じです。
下の次のページへ>>のボタンよりどうぞ!